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祇王寺・滝口寺あたりから化野念仏寺方面を向かう。愛宕街道である。化野道という名称はないが、化野へ向かう道の景観である。
<嵯峨鳥居本伝統的建造物群保存地区>
洛西・嵯峨野は美しい自然を背景に、古くから歴史と文学に彩られた名所として親しまれてきた。
当嵯峨鳥居本地区は、その嵯峨野の西北、愛宕山の麓に位置し、愛宕街道沿いに野仏の並ぶ三叉路から愛宕神社一之鳥居にかけて、延長約650m、面積約2.6ヘクタールにわたる地域である。
当地区は室町末期頃、農林業や漁業を主体とした集落として開かれたという。その後江戸中期に愛宕詣での門前町としての性格も加わり、江戸末期から明治、大正期にかけてこの愛宕街道沿いには、農家、町家のほかに茶店なども建ち並びようになった。
当地区では化野念仏寺を境として、愛宕神社一之鳥居に近い上地区に茅葺きなどの農家風の建物が建ち並び、下地区では瓦葺きでむしこ窓や京格子、ばったり床几などをもうけた町家風の建物が建ち並んでいる。当地区の特色は、このように農村的景観(農家風)と都市的景観(町家風)が共存し、しかも奥嵯峨の美しい自然と一体となって風趣あるたたずまいを示しているところにある。 |
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京都市はこの地域を愛する地元の方々と討議を重ね、このすぐれた歴史的町並みを守り住みよい環境をつくっていく事で合意を得、昭和54年(1979)2月、当地を伝統的建造物保存地区に指定した。
さらに同年5月には、歴史的に価値の高い町並みとして国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受け、地元の方々、京都市、国の三者が一体となって町並み保存事業を進めている。 |
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道沿いのお土産屋で見かける。 |
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