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長野県南部と静岡県西部(遠州地方)を結ぶ街道で、飯田市から阿南町新野を抜け南下して愛知県に入り、新城市長篠を経て静岡県浜松市北区の金指に出る街道です。現在の国道151号とおよそ重なっている。近世は、三州街道、信州街道とともに東海地方と伊那盆地の物資交流路として重要であった。
画像と動画は「毛賀くよとのシダレザクラ」付近の景観です。
<毛賀くよとのシダレザクラ>
胸高周囲3.8m、樹高15m。飯田市天然記念物。
推定樹齢300年余の枝垂彼岸桜。江戸時代初期、脇坂氏が飯田藩主の頃、ここ石打場地籍の住民が植えたとされ、住民が心を寄せ大切に守ってきた名木。樹形、花姿共に秀麗。供養塔があるので「くよと」の桜といわれてきた。
この地は室町時代に信濃国守護小笠原氏の居城に近く、戦いに関わりのある「自害坂」あるいは「陣返坂」・「石打場」の地名が残り、供養塔との関わりが推測される。
また、桜の木の下の道は、江戸時代の旧遠州街道で、旅人や馬の供養をしたことも推測される。石打場の住民は、今も毎晩交代で、常夜灯に供養の燈明をあげている。 |
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