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<規則的な構造を示す環状列石による代表的な祭祀遺跡>
米代川の支流である大湯川左岸の標高約180mの台地上に立地している。環状列石は2つあり、最大径は万座環状列石が52m、野中堂環状列石が44mで、川原石を様々に組み合わせた配石遺構を二重に環状に配置した構造となっている。
2つの環状列石は形状に類似点が多く、それぞれの中心の石と「日時計状組石」が一直線に並ぶような配置となっていることから、両者を関連付けて構築した可能性が高いと考えられる。
また、それぞれの環状列石を中心として掘立柱建物跡、貯蔵穴、土坑墓といった遺構が同心円状に配置されている。土偶などのまつりや儀式の道具も数多く出土している。共同墓地であるとともにまつりや儀式の空間であり、周辺の複数の集落によって構築、維持、管理されたと考えられる。特別史跡 |
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5本柱建物群 |
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方形配石遺構 |
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万座環状列石 |
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野中堂配石遺構群 |
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野中堂環状列石
特別史跡大湯環状列石は、野中堂、万座に所在する2つの環状列石を主体とする大規模な縄文時代後期(約4000年前)の遺跡です。2つの環状列石は、川原石を様々な組み合わせた配石遺構を二重の環状に配置した構造となっている。
史跡内からは様々なまつりや祈りに関わる遺構と遺物が発見されており、縄文時代の精神文化や社会構造を理解できる史跡として重要視されている。 |
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