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○寛政11年(1799)9月18日
筑後国久留米(現・福岡県久留米市)、鼈甲(べっこう)細工師田中弥右衛門の長男として生まれる。
○嘉永4年(1851)
持てる知識と技術の全てを注ぎ込んだからくり時計の最高傑作「万年時計」(万年自鳴鐘)を完成。
○嘉永5年(1852)
「日本第細工師」の招牌を受け、田中久重(ひさしげ)の名は世に知れ渡るところとなる。佐賀藩の蘭学者・佐野常民の薦めにより、同藩精錬方に着任。
○元治元年(1864)
久留米藩に招かれる。
○明治8年(1875)7月1日
現在の東京・銀座八丁目に新しい工場兼店舗を構える。店の傍らには「万般の機械考案の依頼に応ず」との看板が掲げられる。<東芝の創業>
○明治14年(1881)11月7日
久重。享年82歳。
○明治15年(1882)
久重の養子となった弟子の田中大吉が、久重の遺志と事業を受け継ぎ、二代目久重として、東京・芝浦に「田中製造所」を設立。
<「田中製造所」は、後に「芝浦製作所」となり、昭和14年(1939)に「東京電気」と合併し、東京芝浦電気株式会社(現在の株式会社東芝)となる。
田中久重はからくり儀右衛門と呼ばれた。
田中の言葉「知識は失敗より学ぶ。事を成就するには、志があり、忍耐があり、勇気があり、失敗があり、その後に、成就があるのである」青山霊園にて。 |
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