|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
幕末から明治にかけて活躍した、最後の剣客榊原鍵吉は、天保元年(1830)麻布広尾に生まれた。12歳のとき、麻布狸穴の直心影流男谷精一郎門下となり、嘉永2年(1849)には免許をうける。
安政3年(1862)幕府講武所の剣術教授方に登用され、文久2年(1862)には同師範に昇進、元治元年(1864)には下谷車坂の屋敷で道場を開いた。
慶応2年(1866)には幕府遊撃隊頭取となり、上野戦争で活躍するが、明治元年(1868)八月徳川家達に従い静岡に移住した。
その後、明治政府より再三招かれるが断り、明治6年(1873)撃剣会を発足させ、維新後衰退した剣術の再興と普及に努めた。
明治27年(1894)9月11日死去した。新宿区指定史跡 |
|