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幕末・明治時代前期の政治家。天保元年(1830)8月10日、薩摩(鹿児島)藩士大久保次右衛門利世の長男として鍛冶屋町に生まれた。
西郷隆盛とともに公武合体運動・討幕運動を行い、岩倉具視らとは、王政復古を成功させ、維新政府の中枢に参画し、版籍奉還・廃藩置県を行った。
しかし、征韓論に反対して内政整備優先を唱え西郷隆盛らと対立し佐賀の乱・神風連の乱・秋月の乱・萩の乱・西南戦争と相次ぐ反政府暴動を鎮圧した。
その一方で、地租改正反対一揆には、地租を引き下げて農民を擁護した。
板垣退助らと国会開設を準備(大阪会議)するなど、官僚政治家として手腕を振るい資本主義国家への基礎を築いた。明治11年(1878)5月14日、紀尾井坂(東京都千代田区紀尾井町)にて暗殺された。享年47歳。
西郷隆盛・木戸孝允とともに明治維新の三傑といわれている。 |
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