|
|
|
|
|
|
|
|
アララギの中心人物である斎藤 茂吉は、山形県南村山郡金瓶村(現在の上山市金瓶)で農民の子として生まれる。開成中学(東京)から東京帝国大学(現・東京大学)に進み、精神科の医師になる。その間斎籐家の養子となり、後に養父の後を継いで青山悩病院の院長を務めた。
医学の勉強のかたわら、伊藤左千夫(正岡子規門下)の門に入り、歌人として注目されるようになった。「馬酔木」「アララギ」という同人雑誌に歌を発表している。長男に斎藤茂太、次男に北杜夫、孫に斎藤由香がいる。
みちのくの母のいのちを一目見ん一目見んとぞただにいそげる
死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはず天に聞ゆる
我が母よ死にたまひゆく我が母よ我を生まし乳足らひし母よ |
|