|
|
|
|
|
|
|
|
鹿都部真顔(しかつべのまがお・宝暦2年(1752)ー文政12年(1829))は、江戸時代の狂歌師。江戸の生まれ。本名は北川嘉兵衛、狂歌は別号。
狂歌を太田南畝に学び、同門の宿屋飯盛とともに狂歌界で活躍した。寛政の改革(天明7年(1787)ー寛政5年(1793)後、太田南畝の引退や宿屋飯盛の江戸払いなどによって名実ともに江戸の狂歌界の中心人物となった。のち、飯盛の復帰により両者は狂歌界を二分することになる。
真顔は文化年間(1804ー1818)中頃から高尚優美な狂歌を主張し、従来の狂歌に対する「俳諧歌」と称する運動を起こした。
かすていらかすむ夕べは杉折の杉間の月もおぼろ饅頭
鹿都部真顔作(光円寺にて) |
|