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明治10年(1877)、築地居留地などに住む外国人専用の墓地を青山霊園に設けることが決まった。そして、最初の埋葬が明治13年(1880)に行われた。明治32年(1899)、居留地制度廃止に伴い外人墓地も一般墓所の一部として扱われることになったが、現在も「外人墓地」と呼ばれている。
ここには、幕末から明治期にかけて我が国の教育や工学など様々な分野の基礎をつくり、日本の近代化に大きく貢献された方々や、その家族が多数眠られている。そして、現在も子孫や縁者の方々によって手厚く守られている。また、縁故者が帰国し管理者がいなくなった墓もあるが、平成18年(1996)から東京都が管理することになった。
様々な形の墓石や故人の功績が刻まれた碑など、これらは全て、はるばる海を越え、異国の地で没した方々への思いが込められたものです。
墓域を静かに歩き、亡くなられて方々や家族の気持ちに思いをはせ、日本が近代化を遂げた時代を振り返ってみたい。 |
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