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寺田屋殉難九烈士の墓 大黒寺   京都市伏見区
寺田屋殉難九烈士の墓
寺田屋殉難九烈士の墓 寺田屋殉難九烈士の墓
寺田屋殉難九烈士の墓
 文久2年(1862)4月23日夜、尊皇攘夷派の先峰であった薩摩藩士が同じ薩摩藩士によって上意討ちされるという寺田屋騒動が起こった。この事件で闘死、切腹した遺体は、寺田屋北方の大黒寺に埋葬されたが、反逆者としての扱いであったので、墓は粗末なものであった。
 2年後、西郷隆盛により現在の墓が作られ、墓碑銘は西郷隆盛が揮毫した。その後、風雨による墓塔の劣化により、昭和63年(1988)石碑等の改修がなされた。
 墓塔は右から左へ一列に並んでいる。
墓塔1 有馬新七=寺田屋で闘死、享年38
墓塔2 田中謙助=寺田屋で重傷、翌日、伏見藩邸で切腹処分。享年35
墓塔3 橋口伝蔵=寺田屋で闘死、享年22
墓塔4 柴山愛次郎=寺田屋で闘死、享年27
墓塔5 弟子丸龍助=寺田屋で闘死、享年25
墓塔6 橋口壮介=寺田屋で闘死、享年22
墓塔7 西田直五郎=寺田屋で闘死、享年25
墓塔8 森山新五左衛門=寺田屋で重傷、翌日、伏見藩邸で切腹処分。享年20
墓塔9 山本四郎=京都藩邸で病気療養中で寺田屋に集結できなかったが、同罪とされ、帰藩謹慎の命を受けたが、拒否し切腹処分。享年24
 少し離れて、九烈士以外の墓がある。
・中村主計、肥前島原藩士、寺田屋で捕縛されて薩摩へ護送中に日向細島沖で殺害された。享年18
 鎮撫使側では、道島五郎兵衛が闘死しているが、烈士扱いではなく、東福寺塔頭即宗院に墓が建立されている。
大黒寺 大黒寺
大黒寺>  
 寺田屋から北方約800mに位置する大黒寺は、円通山と号する真言宗単位の寺で、空海(弘法大師)の開基と伝えられる。もとは長福寺といい、豊臣秀吉が深くこの寺を信奉したのを初め、武家の信仰も厚かったとされる。
 江戸時代はじめ、この近くに薩摩藩邸が置かれ、藩主・島津家の守り本尊「出世大黒天」と同じ大黒天が当寺に祀られていたことから、元和元年(1615)に薩摩藩の祈願所と定められ、大黒天を本尊として、寺名も大黒寺と改められた。通称、「薩摩寺」とも呼ばれた。
 本尊・秘仏大黒天は、金張の厨子に安置された小さな像で、60年に一度、甲子の年に開帳される。幕末に西郷隆盛や大久保利通などが国事を論じたという一室があるほか、明治維新の志士の遺墨等を所蔵する。
 境内には、西郷隆盛が建てたという、有馬新七ら寺田屋事件で犠牲となった九烈士の墓碑をはじめ、天明伏見騒動一揆指導者の文珠九助、木曽川治水工事の責任をとって自害したと伝わる薩摩藩家老・平田靱負の墓、また、「金運清水」と命名された井戸がある。(画像と解説文は I・H さんの提供)
墓地・終焉の地
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榎本武揚 於大 伊能忠敬 伊豆長八 太田道灌
石出掃部亮吉胤 岡村昭彦 大隈重信 芥川龍之介 石川啄木
岡倉天心 岡本綺堂 大久保利通 緒方竹虎 石原裕次郎
尾ア士郎 上田秋成 青木昆陽 明智光秀 足利尊氏
伊藤仁斎 池 大雅 池禅尼 緒方洪庵 一色刑部
今川義元 小栗忠順 鬼あざみ清吉 泉鏡花 井伊氏歴代墓所
井伊直虎 井伊家武将 小川啓三・幸子 お牧の方 今川長得
石井漂香 歌川豊国 小栗判官 板割浅太郎 有無両縁塔
浮田幸吉
春日の局 桂小五郎 祇王 葛飾北斎 紀伊国屋文左衛門
清河八郎 木村重成 上山草人・山川浦路 黒田清隆 加藤友三郎
小村壽太郎 後藤新平 紀州徳川家 狩野芳崖 蒲生君平
吉良仁吉 吉三郎 グラバー家 木地師墓石群 古泉千樫
久野久子 小泉八雲 こうもり安 近藤勇 鎌田政家
金子みすゞ 窪田空穂 栗崎道有 木曽義仲 カール・ゴッチ
坂本龍馬 佐久間象山 寂光土 彰義隊 薩摩浄雲
曾我兄弟 司馬江漢 蜀山人 島田虎之助 三条実美
杉浦重剛 三遊亭円朝 佐藤春夫 斎藤茂吉 志賀直哉
鹿都部真顔 清水次郎長 清水一学 斎藤鶴磯 千姫
角倉了以 十七烈士 蘇我入鹿 雪舟 沢宣嘉
榊原鍵吉 西郷隆盛 佐賀藩鍋島家 サトウハチロー 島村抱月
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鈴木梅太郎
豊臣秀吉 豊臣秀次 遠山金四郎 太宰春台 寺田屋殉難九烈士
田沼意次 千葉周作 平 将門 高村光太郎 田中芳男
高島鞆之助 忠犬ハチ公 田中久重 高峰譲吉 孝子
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桃中軒雲右衛門 巴御前 豊田佐吉
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新田義貞 中村憲吉 永井 隆 二・二六事件 永井荷風
夏目漱石 鼠小僧次郎吉 中濱(ジョン)万次郎 永井尚政 長沼国郷
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