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この集落にはカヤ葺(茅葺き)切妻合掌造りの家屋が14棟あり、昔のままにまとまって保存されている数少ない合掌集落である。合掌造りは礎石の上に大角柱を建て、桁や梁を渡して、その上に丸太の大合掌を組み上げカヤ葺とし、内部を2階、3階としたものである。建物は冬季の積雪に耐えるように建築されているので、角柱や桁や梁は太い材料が用いられていることが多い。
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現存する合掌住宅の古いものは、天保年間(1830〜1840)以前の建築から新しいものは大正14年(1925)に建築されたものがある。
合掌集落は昭和30年代頃までに急速に姿を消し、ついに合掌集落の原型を永久に窺うことができなくなるので、その保存をはかるため昭和45年(1970)12月、この菅沼集落を国の史跡に指定したものである。平成7年(1995)12月には世界文化遺産に登録された。 |
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