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元旦の昼前、盛岡城跡を訪れる。盛岡城は、南部氏20万石の居城。別名は「不来方(こずかた)城」という。現在は、岩手公園となっている。盛岡城には天守はなく御三階櫓が設けられていた。本丸への渡り橋や壮大な石塁をもつ城の様子をうかがわせる跡が残っている。本丸であることを示す標柱があったが、何も説明はなかった。
訪れる人もほとんどなく、積もった雪を踏みしめて歩く。1,2名訪れたのか、雪に足跡が続いている。その足跡に沿って進む。それでも足が雪の中にズボッとめり込む。雪が靴の上はもちろんズボンの下までまとわりついてくる。風もなく静寂な世界の盛岡城跡であった。 |
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