|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
小岩井農場は、明治24年(1891)開設された。当時、この地は不毛の原野でしたが、土壌改良を行うと共に森林を形成しつつ、一貫して農林畜産業を基軸とした運営を継続し、不毛の原野は百年を超す歴史の中で生産性の高い緑の大地に変わった。
農場の中で、秀峰岩手山を背景に緑の大地に根を張る一本桜、詳しい樹齢は不明だが、おそらく明治40年代(約100年前)に植えられたと推定される。一本桜のあるこの草地は、今は農場の牛などの餌になる牧草を収穫する畑ですが、昔は牛の放牧地だった。牛は暑さが苦手なので、夏の強い日差しから牛を守る「日陰樹」(ひいんじゅ)としてこの桜が植えられたものと考えられる。
以前はここで牛の世話をする人しか知らない桜だったが、昭和50年代に広域農道(雫石地区:全長10.5q)が整備(1978年完成)されてからは一般の方も見学できるようになった。 |
|
|
|