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曹洞宗地蔵院は、明治16年(1883)の綴喜郡寺院明細帳によると、創立は不詳としながらも、もと南都東大寺華厳宗の旧趾也とし、寛永5年(1628)に、関東天王院至心孝察和尚が、同じく千葉県東長寺物外麟應和尚を、当院の開祖として勧請し、禅宗(曹洞宗)に改められたことが記されている。
又、貞享元年(1614)の雍州府志によると、本尊地蔵菩薩は、井手左大臣橘諸兄公(684〜757)の持仏であったと伝えられている。 |
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現在のシダレザクラは、享保12年(1727)に植樹された。昭和22年(1947)に枯死した円山公園の初代シダレザクラは、当院の先代の親桜から株分けしたもので、母樹を同じくする古木である。
幹周2m40p余、樹高10m、地上約1mの部分で南へ支幹が分岐し、さらに、主幹は二分して東側の一支幹はほぼ水平に南方へのびだしている。
京都百景にふさわしく、木津川の流れを遠望出来る景勝の地であり、小鳥のさえずるなかで、遠くには、生駒、信貴、葛城、金剛の連峰を望むことが出来る。南山城地域で、他に例のないシダレザクラは、その優雅さに魅せられて訪れる人々の心をなごませてくれる。(京都府指定天然記念物) |
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