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藤堂高虎が、慶長13年(1608)に徳川家康の命により大阪方との決戦に備えて、元々あった城を修築したもの。藤堂高虎は、豊臣氏討伐戦に備えるため、濠を深くし、30メートルもの高石垣で囲み、五層の大天守を築いた。しかし、完成間近いときに暴風雨で倒壊してしまった。それ以後、武家諸法度によって諸大名の城普請が禁止されたので、この城は再び建てられることがなかった。
現在ある天守は、昭和10年に建てられたもので、三層三階の木造天守で、二層の小天守をともなった複合式天守である。上野城の偉大さを感じるのは、本の丸西側の高石垣である。井楼積み(せいろうつみ)という工法で積まれた高石垣は水面からの高さが30mにもおよぶ。
黒沢明監督の映画「影武者」のロケ地になった。木々の間に垣間見る高石垣には圧倒される。 |
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