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小原村(合併で現在は豊田市小原地区)の四季桜は、大字北の藤本玄碩(文政13年(1830)没)という医師が、名古屋方面から苗を求めて植えたのが親木となって、広まったものといわれている。
普通の桜は、春に一度だけ花を咲かせるが、小原村の「四季桜」、鎌倉(神奈川県)瑞泉寺の「冬桜」、白子(三重県)の「不断桜」、湖東三山(滋賀県)西明寺の「不断桜」、三ヶ日(静岡県)の「十月桜」などは、4月と10月から12月の2度、花を咲かせる。
夏を除いて少しずつ咲く桜はめづらしく、名木は天然記念物に指定されている。小原村では、四季桜を村の木に制定し、その繁殖に力を入れているため、村のいたるところで四季桜を見ることができる。(「和紙のふるさと」にて撮影) |
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前洞の二村利夫氏所有の四季桜は、樹齢およそ80年といわれ、昭和59年11月28日に愛知県の天然記念物に指定され、大切に保護されている。(「和紙のふるさと」にて撮影)
上2枚の四季桜と紅葉の画像は、M.Oさんの提供です。 |
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<前洞の四季桜>県指定天然記念物
ヒガンザクラの変異型かと考えられ、小原村(現・豊田市小原地区)に広く見られる特徴のある桜である。明治39年(1906)所有者二村利夫氏の祖父が日露戦争において戦死し、その忠魂碑の建立と同時に植樹されたもの。
春はヒガンザクラと期を同じくして満開となり、秋は彼岸から咲き始めて11月、12月と続いて咲く。 |
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