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真言宗智山派に属し、大御堂とも普賢寺とも呼ばれる。寺伝によると、天武天皇の勅願で義淵僧正が親山寺(筒城寺)を建立し、奈良時代に聖武天皇の勅願により、天平16年(744)良弁僧正が再び造営し、伽藍を増築、親山寺を取り込み、息長(そくちょう)山普賢教法寺と号し、良弁の高弟実忠和尚を第一世とした。またその時に大御堂本尊として丈六観世音を安置したという。 |
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この観世音が今に伝わる十一面観音立像(国宝)であると伝えられる。この像は、等身大の木心乾漆造であり、少年のような初々しい顔だち、引き締まった肉付きの良い体躯など、天平彫刻特有の緊張感がある。
奈良聖林寺の十一面観音とよく比較されるが、ともに官営の造仏所で々奈良時代後半頃に製作されたものであろう。
なお、二月堂お水取りに使われる竹が観音寺から送り出されている。 |
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