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聖武天皇の勅願により天平勝宝元年良辨僧正によって開基され、歴朝の尊崇あつい由緒ある寺院である。西国巡礼十三番の札所。本堂は縣下木造建築最古のもので、内陣は平安中期。外陣は淀君の修補になるもの。本尊観音は勅封になっている。
堂内源氏の間は紫式部が「源氏物語」を書いたところと伝え、本堂下の御堂は蓮如上人の母が石山観音の化身だといわれるので、その形見と傳える蓮如鹿の子の小袖を安置している。
多宝塔は美しい均斉美をもった鎌倉期の建築であり、鐘楼、大門は共に鎌倉初期の建立になるものである。境内の奇岩はいわゆる石山の名の出た石で硅灰石からなり、天然記念物に指定されている。 |
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