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湯浅は醤油発祥の地であり、紀伊国屋文左衛門生誕の地として知られるている。醤油の起源は金山寺味噌にあった。金山寺味噌を醸造する際に瓜や茄子などの野菜を使う。その野菜からの浸透圧によって余分な水分がしみ出てくる。この汁を調味料として使ってみるとなかなか美味で、そこで初めからこの汁を利用するつもりで作れば、新しい調味料ができるのではないかと考えた。そうして作られたのが醤油だったというわけである。
醤油造りの家が多い通りでは、町家の格子の風景が見られ、芳しい醤油の香りが漂う。歴史と伝統を散策路の至る所で感じる。角長醤油資料館には、むかしの醤油製造に使用された道具類などが展示されている。
湯浅町熊野古道研究会が、湯浅の町並みそのものを美術館に見立て、辻行燈や昔の蒸し器である「せいろ」を家々の軒先に取り付け、古道具や古民具を展示している。それを「熊野古道せいろミュ−ジアム」と呼んでいる。 |
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