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和ろうそくの原料は、植物のはぜの実の油から抽出した木蝋(もくろう)を使用している。芯は和紙の上にい草のズイから抽出した灯芯をしている。お盆、お彼岸、つき命日、年期等に火を灯せばとても供養になるといわれている。また、花の代わりができる絵ろうそくは、今年初盆を迎えられるお供えとして最適です。
<南天と福寿草ろうそく>
絵ろうそくの始まりは、享保年間まで遡る。会津藩は参勤交代の折り、江戸への献上品として色々な絵ろうそくを献上していた。時の将軍、綱吉に「なにか気の利いた絵ろうそくを考えろ」と云われた家老は熟考したうえで「難を転じて福となす」と云う意味合いの「南天と福寿草ろうそく」を献上した。折しも難題を多く抱え、病気がちであった綱吉は、たいそう喜びそれが「会津ろうそく」の礎になっているそうです。
<ハゼの実>
木蝋の原材料で九州や四国に多い。昭和福ハゼ、葡萄ハゼ、伊吉ハゼ、松山ハゼ等の品種があり、最近では、ちぎり子さんの減少から原料不足になっている。
<蜜蝋>(みつろう)
ミツバチの巣から精製した蝋で日本のろうそくの歴史の中で最も古い。ススが少ないろうそくが製造できる。
<糠蝋>(ぬかろう)
米ぬかを精製した蝋で主に型流しの和ろうそくに使用されている。燃焼時間が長いのが特徴。 |
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