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車で走っていたら、白く覆われた小屋のエントツから黒い煙が出ている。白く覆われているというより、太陽光を反射させるためにアルミホイルのようなもので覆っているという方が正確である。これは何だろうと思って停車する。すると小屋の中には、中年男性が数人、煮えたぎったかまどの前に座り火の番をしている。にがりを作っているのだった。小屋のすぐ前は太平洋(遠州灘)だ。海水はいくらでもある。
にがりは、豆腐作りに欠かせない。塩を作るために海水を煮詰め濃縮していくと塩が固体となって現れる。この塩を取り除き、最後に残ったどろっとした液体が「にがり」です。最近は、ダイエットにいいとかいわれているが効能は定かでない。 |
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