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明礬(みょうばん)温泉は、別府温泉の中で最も地熱活動の強い地域でにあり、泉質は硫化水素泉でpH3以下の強酸性を示し、昔から皮膚病・神経痛・糖尿病に効くことで知られている。
湯ノ花は、明礬温泉の有効成分を全て含有しており、その製法は江戸時代より現在に至るまで変わらず、別府市の無形文化財に指定されている。
<湯ノ花の効用>
神経痛・リウマチ・腰痛・肩こり・水虫・湿疹・あせも・その他 |
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<製法>
地獄から噴出する高温の蒸気を集め、石造りの溝又は土管を用いて湯の花小屋の地中に導き、その平面地床の内部地下40p位の所で縦横に石造りの溝数条を設け、その周囲及び上部に小石を敷きつめ、その溝に蒸気を通し、地床全面を35℃内外にする。その上層にアルミニウムを含む青色粘土を厚さ15p位一面に敷きそのまま放置するすると、数日後に絹糸状の結晶体が発生する。これが湯ノ花である。
<原理>
湯ノ花小屋内の地中の石造溝から、蒸気が小石の青色粘土の中を上昇する途中に冷えて液化したした水となる。同時に共存していた硫化水素や亜硫酸ガスが酸化して硫酸となる。これが青色粘土の中の細隙を毛管上昇しながら青色粘土に含まれるアルミニウムや鉄と化合して硫酸塩を作り、その結晶が表面に析出される。 |
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