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東栄町にある「とうえい温泉」は、療養泉として分類されてる。療養泉とは、有効成分の基準をクリアして指定された温泉で、下呂温泉や草津温泉などが該当するとのこと。療養泉と認定された温泉では、医師の指導のもと、温泉病院などのように医療行為にその効能を生かすことができるそうです。湯は、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、塩素イオン、鉄(U)イオンが高く、短期間に温泉成分を吸収できるので入浴効果が高いということです。 |
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内湯には、日替り湯(日によって香りを変える湯)、湯腰掛けなど特色ある湯がある。外には、屋根付きで天然石を配した露天風呂、屋根付き樽湯、歩行湯などが庭にうまく配置されている。回りを塀で取り囲み、落ち着いて心身共に温まり心安らぐ温泉である。歴史が浅い温泉ではあるが、療養泉と認定されている泉質自体が自慢であり、また、温泉(浴場)及び温泉施設全体の造りもよいので今後伸びていくように感じられる。設計思想の確かさに敬服した。
天井から吊り下がっている飾りは、この地方で行われる重要無形民俗文化財「花祭り」で使われる飾りである。左側は仏式、右側は神式のものである。 |
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とうえい温泉の入口、玄関を入った正面、外観の様子です。
<とうえい温泉の大きな特徴>
1.泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(旧名:食塩泉)
食塩泉の最大の特徴は、保温効果の長時間持続です。これは、皮膚についた塩分が汗の蒸発を妨げるため、体の中から強く温まる。このため別名「熱の湯」とも呼ばれている。この泉質をもつとうえい温泉の大きな効能としては関節痛、筋肉痛、リウマチなどの症状を緩和できるこで、「整形外科の湯」と呼んでも良いほどです。
2.湧出量:毎分430.1リットル
毎分430リットルは1時間で25,800リットル、1日で619,200リットルにもなり、かなり豊富な湧出量になる。日量600トンとは25mプール2杯分に相当する。
3.人体に極めて近い水素イオン濃度:PH.7.4(中性)
とうえい温泉の水素イオン濃度は、7.4で人のイオン濃度に非常に近く、入浴時のけい皮吸収は通常よりも多くされる。従って、普通の温泉と比較して短時間の入浴でより多くの温泉効果を得ることができる。
近隣の温泉はアルカリ性が多く皮膚をはじいてつるつる感があるが、けい皮吸収は中性と比較して少なくなってしまう。
(参考:人体の水素イオン濃度=7.85〜7.45)
<とうえい温泉の成分> |