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六甲山の北麓に位置する有馬温泉の歴史は古く、日本書紀にも記述されている。道後温泉、白浜温泉とともに日本三古湯に数えられ、太閤秀吉もこよなく愛したといわれる有馬温泉。湯の特徴は、鉄分の多い茶褐色の湯の金泉(鉄および塩化土類含有強食塩泉)と、
無色透明の湯の銀泉(純弱食塩泉)がある。情緒ある町並みを歩きながら、「金の湯」「銀の湯」の立ち寄り湯に気軽に入って温泉を楽しむことができる。「金の湯」の前には足湯があり、温泉街の狭い路地に風情を感じる。
<有馬温泉のあらまし>
有馬は日本古来の温泉で江戸時代には東の草津と並び称された代表的な温泉として知られている。舒明天皇や孝徳天皇が行幸したことが日本書紀に記されており、奈良時代に行基菩薩が温泉の医療効果を認めて普及し、温泉寺を建立した。その後、鎌倉時代に仁西上人が温泉寺の薬師如来の十二神将にあやかって十二の宿坊を開いたのがきっかけで人々が温泉に親しめるようになった。さらに繁栄をもたらしたのが豊臣秀吉です。秀吉はたびたび入湯に訪れて、温泉を修復したり、宿坊を増やして有馬の繁栄の基礎をつくった。有馬温泉の旅館に”坊”がつくのが多いは、その名残である。 |
天神泉源 |
御所泉源 |
温度 |
98℃ |
97℃(孔底温度124℃) |
湧出量 |
毎分28リットル |
1日50立方メートル |
泉質 |
含鉄ナトリウム−塩化物強塩高温泉 |
含鉄・ナトリウム−塩化物強塩泉 |
深さ |
206m |
165m |
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