|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
三河港は、昭和37年に西浦、蒲郡、豊橋、田原の4港を統合して誕生した。現在、トヨタ自動車、スズキ自動車、三菱自動車等、日本を支える自動車工業の大手3社が三河港を輸出拠点にし、外資系企業のフォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、クライスラー、ゼネラルモーターズ、ランドローバー、フォードなども利用している。平成5年からは、輸入自動車全国第1位を維持しており、輸出、輸入共に全国有数の自動車流通港湾となっている。外国車は、世界各地から、この三河港に入り、ここから日本各地に移送されていることになる。
岸壁には自動車専用船が係留されており、その偉容を見て取ることができる。自動車専用船の船内から次々と外国車が出てくる様は壮観でさえある。広い駐車場には、隙間がないほど整然と自動車が並べられている。よく見かける国産車もここで同一車種が何百台も並んでいるのを見ると、普段見ているにも拘わらず異様な感じさせしてくる。日本の産業の動脈がここで脈打っているのを肌で感じ取ることができる。 |
|