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安政元年(1854)4月、米国のペリー提督が5隻の艦船を率いてこの港に姿を現わし、箱館の住民を大いに驚かせたが、ペリー著「日本遠征記」に”世界の最良港の一つ”と記されているように、舟が出入りしやすく、安全な港として国際的に名を知られた港である。
函館港は、北海道の玄関口であるばかりでなく、安政6年(1859)長崎、横浜とともに日本最初の貿易港として開港され、欧米文化が上陸した港である。
また、江戸時代後期に高田屋嘉兵衛が国後、択捉両島の漁場を開拓して以来、北洋漁業の根拠地として発達した港でもある。
なお、函館は、もとは”箱館”であったが、1869年函館と改称している。時期によって字が異なっている。 |
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