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伊根といえば舟屋を連想する。それくらい舟屋の景観は知られている。ここでは伊根漁港より舟屋を主に掲載する。舟屋とは、伊根町観光協会HPに適切な解説があるので以下それを引用する。
舟屋は、舟を格納する建物であり、漁業に舟が使用されると同時に建てられたものと伝えらております。又、漁具や魚網の干場にも使用されておりました。
古くは舟小屋に風を入れる為板壁も作らず、藁や古綱を吊るした藁葺平屋建てのものであったが、江戸中期に入って半二階となり、明治中期に瓦葺のものが多くなりました。更に昭和初期には大部分が二階となり、何時でも舟が出せるように若者が寝泊りし、青年同士の交流をする場となり、これを「若衆宿」と呼ばれた舟屋もありました。
現在の舟屋は、往時の面影はなく、舟の格納のみにとどまらず、構造空間を巧に利用し、一階は舟揚場、物置、作業場をもち、出漁準備、漁具の手入、魚干物の乾場、農産物の置場等多種多様に使用され、便所、浴場等も作られています。母屋は山側に建てられ、生活の拠点であるが、舟屋の二階は、二次的な生活の場としての居室となり、若人、若夫婦、又は老夫婦の部屋、客室、民宿等に活用され、一夜を過ごす旅人は、枕辺を打つ波の音にえもいわれぬ風情を味わう事ができます。
この舟屋は海面すれすれに建てられているので、満潮時ともなれば、あたかも家が海に浮かんでいる様な景観となり、全国にも珍しく、波の荒い日本海では他に見ることのできない詩情を漂わせます。 |
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伊根湾に沿って海面すれすれにずらりと建ち並んだ舟屋は、 水の透明感とともに、詩情を漂わせている。誰もがいつの日かこんな所に来たかったと思わせる風情が心にしみわたってくる。1階は船揚場(船の格納庫)
物置、作業場として、2階は生活の場として活用されている。漁村では全国初の国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けている。 |
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