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独創性と美学で芸術的な設計をしたエットーレ・ブガッティの代表作。量産レーシングカーとして大成功を収めた。ホイールやシャシーなど構造的にも興味深い一台。1926年。フランス。
<ブガッティ タイプ52> (35の半分の大きさのもの)
”ベビーブガッティ”と知られるブガッティタイプ52は、目を見張る活躍をしたレーシングカー、ブガッティタイプ35を半分の大きさにした、子ども用電動カーである。
最初のタイプ52は1927年に、エットーレ(ブガッティ創設者)の5歳の息子、ローランドのために作られ、ミラノの自動車ショーで披露された。
タイプ52は1927年から1930年にかけてモールスハイムの工場で、150台以上が作られ、上流階級の子どもたちの間で、遊び用としてだけでなく、まじめなレースにも使われたという。
動力は、12Vモーターで、4速ギアボックスが組み込まれている。後輪には木製のシューを用いた拡張式ドラムブレーキを備える。最高時速は約18qで、一番遅いブガッティである。ホイールベースは、初期のモデルは1200oだったが、レッグスペースが十分でなかったため、後に1350oに延長された。 |
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