|
|
|
|
|
|
|
|
ホンダ2番目の乗用車。性能と価格において軽自動車の常識を覆し、第2次軽ブームの火蓋を切った。発売2ヶ月にしてスバルを抜いてベストセラーとなった。(ホンダN360
N360型)。昭和42年(1967)
エンジン |
空冷4サイクル2気筒 OHC 354cc |
最高出力 |
31PS/8,500rpm |
最高速度 |
110q/h |
重量 |
515s |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<ホンダ乗用車の原点”N360”>
「まず客室から設計をはじめました」。そのユニークな広告メッセージを掲げ、N360はデビュー。乗員4人がゆとりをもって座れる圧倒的に広い室内、他社を圧倒する最高出力31PSの空冷354ccエンジン、さらに価格は驚愕の313,000円。それまでの軽を凌駕する魅力が満載のN360は、昭和42年(1967)の発売後、3年連続で軽の国内販売のトップを走り、一躍ベストセラーカーとなった。
開発にあたっては、創業者の本田宗一郎が陣頭指揮。タイヤは四隅いっぱいに配置、駆動方式はFFとするなど、どれも室内を広くするために必然的に採用されたものだった。また既に生産用の金型を取り終えたクレイモデルに宗一郎がカンナで削りを入れたため、それに合わせて金型をつくり直したとされるほどデザインにも強くこだわり、後に「N(エヌ)っころ」と親しまれた独特のデザインをつくりあげた。 |
|
|
|
|
|
「メカは小さく、人のための空間は大きく」という発想から生まれたN360。その人を中心にした考え方は、「MM(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想」として、今もホンダの四輪開発の基本となっている。 |
|