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昭和45年(1970)、アメリカで大気清浄法の修正案いわゆるマスキー法が制定され、自動車の排出する有害物質に厳しい規制が設けられることになった。
CVCCエンジンは、当時達成不可能といわれていたこの排出ガス規制基準に、世界で初めて合格した画期的なエンジンです。その開発にあたっては、「エンジン内部に副燃焼室を設け、そこでガソリンを完全燃焼させて、排ガス中の汚染物質を減少させる」というホンダ独自の方針のもとに、さまざまな革新的技術が考案、導入されている。
この功績により、CVCCエンジン搭載のシビックCVCCは、米国自動車技術者協会から1970年代の優秀技術車に選ばれたほか、平成19年(2007)には、「日本の排出ガス低減技術を世界のトップに引き上げた歴史的な機械」として、日本機械学会制定の”機械遺産”に認定された。
・エンジン:CVCC水冷4サイクル4気筒。OHC3バルブ。1,488cc
・最高出力:63PS/5,500rpm
・付帯装備:副室式燃焼室による複合渦流調速燃焼方式
なお、ここに掲載してあるCVCCエンジンは、初代プレリュード(1978年)に搭載されていたものを、部分的にカットして内部構造をわかりやすくしたものです。
画像と動画は本田宗一郎の生誕地(静岡県浜松市天竜区)の近くにある「本田宗一郎ものづくり伝承館」のものです。 |
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上の画像は、「ホンダコレクションホール」(栃木県芳賀郡茂木町)の展示品です。 |
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