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第63回ル・マン24時間耐久レースGT−2クラスに参戦したマシン。ボディ剛性を大幅に向上させた’95年型NSXをベースに開発。困難なウェットコンデションの中、日本人ドライバー達の活躍により、日本車初のGT−2クラス優勝を飾った。(No.84
高橋国光/土屋圭市/飯田章)平成7年(1995)
エンジン |
水冷4サイクル V型6気筒横置 DOH CVTEC 4バルブ 2,977cc |
最高出力 |
390PS以上 |
重量 |
1,050s |
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<伝統のル・マンを制した”NSX GT-2”>
世界最大にして最も過酷な耐久レース、ル・マン24時間。時代とともに車両規定も移り変わる中、1990年代からは市販車のベースの、いわゆるGTカーが中心となってレースを展開した。ホンダが初参戦したのは平成6年(1994)。GTー2クラス(重量1050s、最高出力450PS、タンク容量120リッターの規定)にル・マン仕様のNSXを3台送り込み、全車完走を果たして参戦初年度を終えた。
翌平成7年(1995)、ホンダは総合優勝を見据えてGTー1クラス(重量1000s、最高出力650PS、タンク容量120リッターの規定)に2台、GT−2クラスに1台という体制で参戦。しかしGTー1クラスの2台は予想外のトラブルを頻発、完走には至らなかった。
一方、GT−2クラスのNSXは高橋国光/土屋圭一/飯田章の日本人トリオによって、着実にレースを展開。マシントラブルで一旦は最後尾に沈むものの、GT−1クラスと遜色ないタイムで追い上げを図ると、後半は好調にラップを重ねて24時間を走りきり、ついにクラス優勝を達成。総合でも8位を獲得し、由緒あるル。マンに歴史を刻んだ。 |
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