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「新宿駅JR高速バスターミナル」は東京都渋谷区NTTドコモ代々木ビル向かい(JR代々木駅東口)にあるJRバス関東が運営するバスターミナル。「新宿駅新南口(代々木)」とも案内される。新宿のバスターミナルの位置は、変遷している。元々、東京におけるJRバスのターミナルは東京駅八重洲南口であった。JRが昭和62年(1987)に中央高速バスの諏訪・岡谷線に参入したのを機に新宿に専用のターミナルを設置した。
<初代のバスターミナル>
新宿駅南口南方のJRバス関東新宿営業センターに併設する形で、プレハブの建物にきっぷ売り場、待合室、その奥に乗り場がある簡素なものであった。
<二代目のバスターミナル>
新宿駅新南口開設に伴い、同改札口の真下1階部分の位置に移転した。甲州街道の陸橋の南、埼京線や湘南新宿ラインの発着するJR新宿駅の1・2番ホームの線路に隣接。その線路とビルの間に一般道から車のみ出入りする道路があり、このターミナルがどん詰まりであった。一般道には休日ともなると、デパートの駐車場に出入りする車が渋滞しバスの遅れは常態化していた。当初から、バスターミナルとして設置したものではなく、工事中、仮設のような雰囲気が感じられるものであった。簡素な待合室の奥に、太いコンクリートの柱や、むき出しの壁が高い天井を支えている吹き抜けの空間があり、この狭いスペースでバスの入出場と乗降が行われていた。
乗り場は、0番の外に、ロの字形に1,2,3,4番の4つを配置し、0番を除き時計回りの一方通行で、ホームの嵩上げも無く、狭くて見通しの良くない場所なので、安全上から乗り場の案内があるまではこの場所に立ち入りが出来ない構造であった。跡地には、「JR新宿ミライナタワー」の高層オフィスビルが建築中である。
<現在の三代目のバスターミナル>
新宿駅の南口エリアでは、国土交通省やJR東日本などによって「新宿交通結節点整備」が進められた。老朽化した甲州街道の新宿跨線橋の耐震性を回復するとともに道路幅を広げ、新宿代々木側線路上空に人工地盤を設けて鉄道、高速バス、タクシー、乗用車などをスムーズに通行させる多層構造の都市インフラを整備するというもの。工事の進捗に合わせ、現場の直下となる二代目のバスターミナルが閉鎖され2011年5月10日を最後に移転した。 |
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<運営>
2011年5月11日に開設した。JRバスと共同運行バスの中長距離の昼行、夜行の高速バスが毎日100〜120便出発している。
<場所>
乗り場はJR新宿駅新南口改札から徒歩8分、JR代々木駅からは徒歩2分のNTTドコモ代々木ビル前の線路沿いに、降り場は下車客に便利な新宿駅東口にと別個な所に位置している。乗り場はJR代々木駅の東口が一番の最寄り鉄道駅となるが代々木駅はJR埼京線を潜るために階段の昇降がありエスカレーターやエレベーターはなくバリアフリー非対応(東口と北口)であり、大きな荷物がある場合は新宿駅新南口の利用が便利である。
<施設全体>
元々一時的に設置されたバスターミナルであり、JRの線路と道路に挟まれた場所に設けられている。建物は2つに分かれ、左側は元々存在したJR東日本のビルを利用し、1階にきっぷ売り場、トイレがある。右側の建物は新規に作られ、1階に待合室、売店がある。再移設が予定されていたので、最低限の施設として造られた。
<乗車ホーム>
ホームは線路沿いに長くあり、乗り場は1番から5番まで縦に続く。 昼間の閑散時間帯は出場に便利な2、3番が主に使用されている
<きっぷ売り場>
中には有人の窓口と自動券売機があり、出発便を表示するモニター、トイレ、コインロッカー、飲料の自動販売機もある。
<待合室>
小規模なもので、椅子と売店、コインロッカーがある。 |
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最下段の画像は、出場して、紀伊国屋ビルを右に曲がり、明治通りに行くところで、この道路が休日は渋滞する。右折せず線路に沿ってまっすぐ走ったところに二代目のバスターミナルがあった。中央の大きなビルの右に特徴のあるコクーンビルが見える。
三代目のバスターミナルは、5年弱と短期間供用のバスターミナルであったが、建設中の新高速バスターミナル「新宿バスタ」が2016年4月4日が開業と同時に、ここに全面移転し、役割を終了する予定である。
(画像、説明文は I・Hさん提供) |
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