|
|
|
|
|
|
|
|
石垣バスターミナル(東バスターミナル)は、沖縄県石垣市美崎町にあって、石垣島全体、空港方面へ連絡する東運輸(あずまうんゆ)の拠点としての役割を果たしている。
石垣島は、沖縄本島、西表島に次ぐ沖縄県第3位の大きさの島で、日本最南端・最西端の市である。緯度はハワイと同程度で冬季でも20℃内外で暖かく、平成25年(2013)3月7日、新空港が開港して、本土からの直行便が就航するようになってから、観光客が増加してきている。
バスターミナルは、市の中心地の離島ターミナル、市役所、美崎町の繁華街から近く、沖縄県のバスターミナルとしては一番便利なところにある。
<沿革>
昭和35年(1960)以降に、大型船が接岸できるように新石垣港の整備事業が始められた。当時の桟橋の東側を掘り下げてそこから出た土砂などを西側に移動させ、その残土を用いての埋立造成工事が昭和39年に完了し、一帯は公募で美崎町と命名された。
東運輸は、昭和25年(1950)6月の発足以降、本社、営業所、車庫は、市街東部の大浜町にあったが、石垣市の都市計画に沿って、昭和42年(1967)4月に美崎町に2000坪の土地を借用し、バスターミナルを設置した。
ターミナルビルは北側に2階建て、頭端右斜め停車式であった。昭和53年(1978)7月30日の「730」(自動車の対面交通が右側通行から左側通行に変更)に対応して、改装された。
平成10年(1998)4月、南西角に現在の3階建てのターミナルビルに建て直しされた。
出入り口は当初、南東にあったが、敷地内道路沿いに建物が多く建つようになって、西側に変更されている。
モータリゼーションの進行とレンタカーの普及により、バス路線の整理、廃止、本数の縮小があいついでいるが、通学生、交通弱者、個人観光客のための足となっている。
<構内施設>
沖縄における他のターミナルと同様にバス車庫の機能が大部分を占めている。
乗降ホームは並行停車式で、営業所、待合所、乗車券売り場がある。敷地の大部分は駐待機場である。レンタカー会社が隣接してある。
<発着路線>
・市内線:サンゴ礁の海の景勝地、川平湾へ10往復、その他は一日1〜3本で、本数が少ないが主要な観光地を周れる。島北端の平久保埼灯台へは3往復。
・空港線:新石垣空港へ2系統、15分間隔、50往復以上
・観光バス:一周観光、半周観光 効率よく周れるが、平久保埼灯台へは行かない。【2018年9月現在】(画像と解説文は I・H さんの提供) |
|
|
|