|
|
百名(ひゃくな)バスターミナルは、沖縄県南城市百名にあって、那覇方面へ連絡する琉球バス交通の本島南東部の拠点としての役割を果たしている。
南城市は平成18年(2006)に島尻郡の佐敷町、知念村、玉城村、大里村らの4市町村が合併して誕生した。人口は、4.3万人で沖縄県11市の中で一番少ない。玉城(たまぐすく)村、冨里(ふさと)にあった村役場が市庁舎になった。
ターミナルは、市の南西部、市役所から東3kmと離れた百名集落の外れにある。途中の停留所での乗降客が主体で、本ターミナルの利用客は少なく閑散としている。 |
|
|
|
<沿革>
玉城村冨里にあった冨里出張所が現在地に移転して、百名バスターミナルとなった。海抜81mのところで本島のターミナルでは一番の高台にある。
<構内施設>
敷地はL字形で、約2500uと狭く、沖縄における他のターミナルと同様にバス車庫の機能が大部分を占めている。
出張所、待合所、定期券発行所、洗車場があり、形ばかりの屋根もない並行停車式1面の乗車ホームが建物の反対側にある。
<発着路線>
那覇バスターミナルまでの路線が中心となっていて、3系統で約50往復が運行している。ターミナル前は、新原(みいばる)ビーチ入口となっているが、南部の景勝地で知られる本ビーチへは、1.2kmほどを下っていく必要があり、観光客の利用には難がある。本ビーチへ行くには、那覇から、新原ビーチ行き路線バスを利用するのが一般的であるが百名バスターミナルには経由しない。
(2017年12月現在)(画像と解説文は I・H さんの提供) |
|
|
|