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<Yamaha 125 YAー1>
第一号製品『125 YAー1』には、今日のヤマハ発動機の姿が見事なまでに凝縮されているといえる。
昭和3年(1928)当時世界最大のオートバイメーカーであった西ドイツ・DKW社の「RT125」を手本にしながらも『モデル車をしのぐ製品を』という強い思いから、メカニズム面ではDKWの3段変速に対して4段変速を採用。また当時の黒とクロームメッキのオートバイ群の中に、時代に先駆けTインダストリアル・デザインを導入し鮮烈なインパクトを与えた、栗毛色の車体とクリーム色タンクの鮮やかなカラーコントラスト、七宝製の「音叉マーク」のタンクエンブレム、永年ピアノの仕上げに携わっていた熟練塗装工の手になる入念な仕上げ、まさに品質と性能にこだわり抜いた「高品質・高性能ヤマハ」の原点がここにある。 |
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黒一色で重厚なデザインが常識だった当時、栗茶色のスリムな車体から、”赤とんぼ”の愛称で呼ばれた。また、昭和30年(1955)7月の第3回富士登山レースや同年11月の第1回浅間火山(全日本オートバイ耐久)レースで上位を独占し、走行性能の高さもアピール。大卒男子初任給が平均1万780円の時代、13万8,000円という価格にも関わらず、3年間で約1万1,000台が生産された。 |
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ヤマハ初の量産車。2サイクルのドイツのDKW・RT125を参考にしたと言われている。富士登山レースに優勝など、レースに大活躍。赤トンボの愛称で親しまれた。昭和30年(1955)
エンジン |
空冷 2サイクル 単気筒 ピストンバルブ |
排気量 |
123cc |
最高出力 |
5.6PS/5,000rpm |
最高速度 |
80q/h |
重量 |
94s |
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