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オリジナリティあふれるデザインを追求したモデル。「日本人の250」をキーワードに、日本人の体格に合わせたコンパクトで乗りやすいボディサイズと、躍動感あふれる「ダイナミック・デザイン」を実現した。また、ヤマハ発動機の2気筒エンジンを搭載。実用車が中心だったモーターサイクルにスポーツという新しい風を吹き込んだ。昭和32年(1957) |
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日本のオートバイ産業にとって1950年代中葉は、先行するヨーロッパメーカーに必死で追随していった時代だった。ヤマハ発動機最初期の製品群も第一号車、第二号車ともに西ドイツ・DKW社のRTシリーズを手本にしたもので、第三号車250ccの開発に当たっても、ヨーロッパ車が手本として想定されていた。しかし開発スタッフの心にあったのは「今度こそヤマハオリジナルを」という強い思いだった。この思いが会社を動かし創業3年目にして初めてヤマハ・オリジナルモデルが誕生した。
実用一辺倒からスポーティーな乗り物へ、日本のオートバイの方向を大きく転換させる契機ともなった「250 YD−1」。この独創的なスタイリングに凝集されているのは、モーターサイクルのあるべき姿を追求し、ダイナミック(動態)デザインを極めようとする、今日に変わることのないヤマハ・オリジナリティの原点です。(解説文) |
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