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<ホンダの原点”自転車用補助エンジン”>
昭和21年(1946)につくられた、自転車用補助エンジン。当時は自転車が主な移動手段であった。本田夫人が自転車で遠くまで買い出しに出かける姿を見ていた本田宗一郎は、旧陸軍が所有していた無線機の発電用エンジンに出会い、これを自転車に取り付けることを思いつく。V字ベルトを介して後輪を駆動し、当初は、湯たんぽや茶筒を燃料タンクとして使用していた。エンジンは一度分解し手を加えて組み直し、試走を行うなど品質にもこだわった。
それまでにない利便性が受け、500基ほどの在庫はすぐになくなり、いよいよ宗一郎は、ホンダの名が初めて記された50ccの自社製A型エンジンヲを開発することとなる。 |
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