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世界初の量産4気筒OHCエンジンを搭載したスーパースポーツモデル。このモデルの出現で、多気筒ビッグバイク時代が到来、日本車の人気が海外で高まった。昭和44年(1969)
エンジン |
空冷 4サイクル 4気筒 OHC |
排気量 |
736cc |
最高出力 |
67PS/8,000rpm |
最高速度 |
200q/h |
重量 |
218s |
その他 |
4キャブレター、5段変速、フロント:シングルディスクブレーキ |
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<大型バイクの世界を変えた”元祖ナナハン”>
量産二輪車として世界初の並列4気筒OHCエンジンに、油圧式ディスクブレーキ。ホンダ初のダブルクレードルフレーム、誇らしげに伸びる4本のマフラーなど。新しいチャレンジの集大成ドリームCB750フォアは、昭和43年(1968)の東京モーターショーで発表、翌昭和44年(1969)から日米で市販が開始された。
他社のフラッグシップモデルのほとんどが2気筒650ccという時代に生まれたCB750フォアは、驚異のメカニズムで最高出力67PS/8,000rpm、最高速度200q/hという圧倒的なパフォーマンスを発揮。威風堂々としたスタイルも人気に拍車をかけ、国内では大型バイクを象徴する「ナナハン(750ccの意味)」という流行語も誕生。それまで欧州車が主導だった大型バイクの勢力図は、このモデルの登場により完全に塗り替えられた。
当初見込まれていた予想をはるかに上回る勢いで販売台数を伸ばしていったCB750フォアは、公道での人気はもちろん、国内外のレースでもベースマシンとして活躍。大型バイク市場の拡大とともに、モータースポーツの発展においても重要な役割を果たした。 |
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