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T−1B中等練習機 |
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日本初の国産ジェットエンジン「ネ20」 |
「ネ20」搭載の 特殊攻撃機「橘花」 |
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XJ3エンジン(推力:1,200s)は、J3ターボジェットエンジン(J3エンジン)の研究・試験型エンジンであり、昭和30年(1955)3月より開発が始められた。
J3−7B/Cエンジン(推力:1,400s)は、石川島播磨重工業株式会社(現、株式会社IHI)が開発し、量産に成功した純国産ジェットエンジンです。T−1B中等練習機や海上自衛隊のP−2J対潜哨戒機に搭載され、推力増強型を含め計242台生産された。
IHIは、戦前からジェットエンジンの開発に関わっており、戦争末期には日本初の国産ジェットエンジン「ネ20」の製造に成功している。「ネ20」は、日本で初めて飛行に成功したジェット機「橘花」に搭載された。
「ネ20」開発の中心となったのが、海軍航空技術廠の種子島時休大佐と、永野治技術少佐(広島県出身)です。種子島は、広海軍工廠在勤時代に航空機用ガスタービンエンジン(後のジェットエンジン)に関する論文を発表している。また、永野が実習で広工廠を訪れた際、講師を担当したのが種子島だった。
終戦後、石川島重工業へ入社した永野は、「ネ20」の開発で得たノウハウを活かし、J3エンジンの開発に重要な役割を果たした。
同社は、ジェットエンジン大型部品製造工場の展開にあたって、呉市内に呉第二工場を組み入れた。現在は、IHI航空・宇宙・防衛事業領域第二工場として世界中のジェットエンジンのシャフトやディスクといった重要部品を製造するなど、呉市や日本、世界のものづくりを支えている。(説明文・画像の一部は現地解説文より引用) |
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