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ハ107は、中島飛行機が昭和16年(1941)年頃、誉発動機と平行して開発を進めていた、2,000馬力級発動機の一つです。同社が以前、生産していた「光」発動機(空冷星型9気筒)を元に、これを18気筒化したものです。最高出力2,400馬力、排気量57.9Lの大馬力発動機だったが実用化されることはなかった。
「誉」発動機の一部分から発動機全体をイメージできるよう、クランク軸の高さを合わせて展示している。「誉」発動機は、排気量35.8Lで、本体の大きさもハ107を含む他の2,000馬力級発動機と比較してもかなり小さくまとめられていた点が大きな特徴です。 |
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「誉」は、中島飛行機が最高出力を2,000馬力を目指し開発した航空発動機だった。零式艦上戦闘機などに搭載された「栄」発動機(空冷星型複列14気筒)を元に、これを18気筒とし、できる限りコンパクトにまとめることを目標に開発された。
その結果、海軍で初めて実用化された2,000馬力級発動機として期待され、陸上爆撃機「銀河」や艦上攻撃機「流星」の他、局地戦闘機「紫電改」など、新鋭機に広く搭載された。 |
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局地戦闘機「紫電改」。「紫電改」は、飛行艇メーカーとして足場を固めていた川西航空機が開発した。元は、水上戦闘機「強風」を陸上機化し、高性能な局地戦闘機を作ることが目的だった。そうして完成した「紫電」の欠点を改善し、性能を大幅に向上させたものが「紫電改」である。(説明文と紫電改の画像は、現地解説文を引用) |
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