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各務原での航空機産業の始まりとなった記念すべき飛行機。サルムソン2A2は第一次大戦末期のフランスの主な偵察機で、大正7年(1918)、川崎造船所(現:川崎重工業)がフランスのサルムソン社から製造権を取得して、国産化に取り組んだ。
川崎の製造第1号機は、大正11年(1922)11月9日、各務原飛行場(当時)で初飛行に成功。その後、昭和2年(1927)8月までに各務原で300機が生産され、陸軍の偵察機として使われた。画像の機体は、現存する資料を基に平成7年(1995)に復元制作されたものである。(1/1模型)
全幅 |
11.8 m |
全長 |
8.6 m |
全高 |
3.1 m |
全備重量 |
1,500 s |
最高速度 |
186 q/h |
乗員 |
2名 |
エンジン |
川崎サルムソンAZ-9 水冷星型9気筒 169kW(230馬力) |
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<乙式一型偵察機(サルムソン2A2)エンジン>
陸軍の招へいで、大正8年(1919)に来日したフォール大佐率いる61名のフランスの航空教育団は、約半年にわたり、飛行機に関する操縦や運用技術、機体製作やエンジン整備などについて指導を行った。
サムルソン社が開発した最新鋭の単発復座偵察及び爆撃機として、第一次世界大戦末期に活躍した飛行機である。飛行機の輸入とともに、エンジンは陸軍や川崎でもライセンス生産され、エンジンは陸軍東京砲兵工廠で生産されたものである。
形式 |
レシプロ・エンジン 水冷星型9気筒 |
名称 |
サルムソンZ9水冷星型9気筒 230馬力エンジン |
重量 |
約250s |
出力 |
離陸:194kW(260馬力)/1400rpm
公称:172kW(230馬力)/1250rpm
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製造所 |
東京砲兵工廠(大正9年(1920)12月製造) |
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