|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
幕末に作られた外人遊歩道に面して、百段の石段がまっすぐに不動堂のある丘陵に向かって続いている。不動堂拝殿からは根岸湾の勝景が眺望できたが、今はその眺望も変貌した。
本尊不動明王像は、境内の懸崖の中段にあった井戸の中から出現したという伝説がある。この不動尊を信仰する人々は、房総・三浦まで広がり、不動下には、明治中頃まで茶店や旅籠が軒を並べ、参詣の人々で賑わっていた。
不動堂の丘の下の滝は、高さ20m、幅5mの滝で、市内で最も見事な飛瀑で不動滝の名で呼ばれていたが、丘陵地帯が開発されて水源を失い、現在はわずかに一筋の水が滝の名残りをとどめて落下している。 |
|