|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
景行天皇の御代、当所に国常立命を祀った社があった。日本武尊は景行天皇の皇子であり、天皇の命令で熊襲を討ち、その後に東国の蝦夷を平定された。この東夷平定の折、当社(大鳥神社)に立寄られ、東夷を平定する祈願をなされ、また部下の「目の病」の治らん事をお願いされたところ、首尾よく東夷を平定し、部下の目の病も治って、再び剣を持って働く事ができるようになったので、当社を盲神(めくらがみ)と称え、手近に持って居られた十握剣(とつかのつるぎ)を当社に献って神恩に感謝された。この剣を天武雲剣と申し、当社の神宝となっている。
当社の社伝によると、「尊の霊が当地に白鳥としてあらわれ給い、鳥明神(とりみょうじん)として祀る」とあり、大同元年には、社殿が造営された。当社の社紋が鳳凰(ほうおう)の紋を用いているのはこのためです。
また、江戸図として最も古いとされる長禄の江戸図(室町時代)に当社は鳥明神と記載されている。尚、この江戸図に記載される社は九社しかなく、当社は江戸九社の一つにかぞえられている。(大鳥神社HPより引用)
大鳥神社境内の中央に二株のオオアカガシが並立しているが、指定されたものは本殿の右側のものである。主幹は直立し、目通り幹囲は1.7m、高さは約16mある。枝葉は繁茂し、葉がやや大形で多肉である。これはブナ科に属するアカガシの変種であり、樹勢は旺盛、根回りを小石でかこみ、高さ30p程度の土壇を作ってある。アカガシはわが国中央部以南に多く見られる常緑樹で、枝や葉が繁り、高さは20m前後にもなる。5月頃開花する。(東京都指定天然記念物) |
|