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貴船神社は、水徳神高?(おかみ(雨かんむりに口を三つ、その下に龍))神(たかおかみのかみ)を祀る旧官幣中社で、社名は古くは木船、貴布祢とも書いたが、明治4年(1871)以降「貴船」と改められた。
延喜の制には名神大社となり、二十二社の一つに列せられた。弘仁9年(818)以来歴朝の奉幣、祈願がたびたびあり、もっぱら祈雨、止雨の神として崇められ、祈雨には黒馬、祈晴には白馬または赤馬が献ぜられのが例であった。江戸時代には賀茂別雷社(上賀茂神社)の摂社とされたが、明治以降独立した。
本殿、拝殿、権殿等があり、本殿は文久3年(1863)に改修された。川に沿って上がると奥の宮がある。また、境内には祈雨の行事を行った雨乞の滝、奥宮本殿の西には船石といった船の形に積んだ石塁がある。 |
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<水占い>
貴船神社は水の神さまであることから、水におみくじを浮かべて浮かんでくる文字によって大吉・中吉・末吉・吉・凶・大凶が浮かんでくる。おみくじが乾くと再び文字が見えなくなる。縁結びの神としても知られ、若い女性の姿も多い。
<桂>(御神木)
貴船は古くは「気生嶺」「気生根」とも書かれていた。大地のエネルギー「気」が生ずる山、「気」の生ずる根源という意味。神道では、体内の気が衰えることを「気枯れ」といい、古来当社に参拝する者皆神気に触れ、気力の充実することから運気発祥の信仰が篤い。この桂は、樹齢400年。樹高30m。根元からいくつもの枝が天に向かって伸びm上の方で八方に広がる。 |
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<絵馬発祥の社>
古来より雨乞の社として名高い当社には、畏くも歴代天皇より日旱(ひでり)には黒馬、霖雨(ながあめ)には白馬又は赤馬をその都度献げて祈願される例になって。
しかし、時には生馬に換えて「板立馬」を奉納したと、平安時代の文献である「類聚符宣抄」は伝えている。この「板立馬」こそは今日の絵馬の原形と言われている。 |