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明治２８年（１８９５）桓武天皇の平安遷都１１００年祭を記念し、桓武天皇を祭神として創建された神宮である。紀元２６００年にあたる昭和１５年（１９４０）には、平安京最後の天皇である孝明天皇も合祀された。
社殿は、平安京の政庁の中心である朝堂院の形式を、およそ３分の２に縮小して復元したものである。 |
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二層の神門は応天門、中央正面一層入母屋造の拝殿は大極殿、拝殿左右の楼門は東は蒼龍楼、西は白虎楼、何れも平安京のものを厳密に考証して復元したもので、京都市の指定文化財である。
例祭は４月１５日。１０月２２日の時代祭も当神宮の祭礼で各時代の風俗絵巻を都大路にくりひろげる。なお、大鳥居は国の登録有形文化財である。 |
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本殿の背後一帯は約３万㎡からなる広い神苑で、４つの池を中心に各時代の庭園形式を取り入れた池泉回遊式（ちせんかいゆうしき）の明治を代表する庭園で、国の名勝に指定されている。
＜神苑＞
神苑は神域を囲んで、東・中・西・南の４つに区分さている。ことに春の紅枝垂桜は花は八重、咲色は紅、満開の時にはあたかも花笠のような景観をみせ、その美しさは内外に名高く、昭和４２年（１９６７）４月昭和天皇皇后両陛下が平安神宮に参拝の時も、この桜を見ている。その他初夏のかきつばた・花菖蒲・すいれん・秋のはぎ、冬の雪景色など、四季折々の風情には格別の趣がある。 |
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| 神苑にある八重紅枝垂桜 |
