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水難火難除けの神として知られている水火天満宮は、延長元年(923)醍醐天皇の勅願で菅原道真の神霊を勧請し建立された。もとは悲田院の鎮守社であった。堀川通拡張工事により上天神町から現在地に移転している。
<登天石>(とうてんせき)
菅原道真は延喜3年(903)、太宰府で亡くなる。59歳。その後、都では天災が相次ぎ、人々は道真の怨霊のせいだと信じ、不安が高まっていった。醍醐天皇は延暦寺の法性坊尊意僧正に祈祷を依頼。勅命を受けた尊意が急いで宮中へ向かう途中、鴨川が急に増水する。
尊意はあわてず手にした数珠をひともみし、川に向かって祈願したところ水位が下り、水面が二つに分かれ水流の間から一つの石が現れた。その上に道真の霊が現れ、やがて昇天し雲の中へ消えていった。その石を供養し、「登天石」と名付けた。 |
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