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<白峯神宮>
白峯神宮は、崇徳天皇及び淳仁天皇を祀る。明治天皇は父孝明天皇の遺志を継ぎ、保元の乱により讃岐国(香川県)へ配流になった崇徳天皇の慰霊のため、明治元年(1867)讃岐の白峯陵より神霊を迎えて、創建された。
次いで明治6年(1873)には奈良時代に僧道鏡と恵美押勝の争いにより、淡路島に配流の淳仁天皇の神霊を迎えて合祀された。
例祭は4月14日(淳仁天皇祭)・9月21日(崇徳天皇祭)で、蹴鞠(けまり)や薪能(たきぎのう)が奉納される。
この地は蹴鞠(けまり)・和歌の宗家飛鳥井家の邸跡で、同家の守護神「まり精大明神」が祀られ球技愛好者に崇敬されている。他に「伴緒社」(とものおしゃ)「潜龍社」(せんりゅうしゃ)などの境内社があり、「おがたまの木」は京都市の天然記念物に指定されている。 |
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白峯神宮は、球技関係、特にサッカー関係者の奉納が目につく。Jリーガーの名前を見える。 |
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<飛鳥井の名水>
平安時代の才女・清少納言が「枕草子」の中で、「井は、飛鳥井、少将の井、桜井……」と、九つの井戸を名水に挙げている。その筆頭とされた飛鳥井は、かつて二条万里小路にあったが、いまは飛鳥井家の屋敷跡に建つここ白峯神宮の境内に残る。三方を山で囲まれた京の地形が、雨水を地中深く伏流させ、豊かな水脈となって地下に貯えられている。飛鳥井の沸きいづる泉水は、清らかに澄み、味あくまでもなめらかにして、神気みちる名水である。 |
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<オガタマノキ>
慶応4年(1868)創建の、ここ白峯神宮の社地は、蹴鞠(けまり)と和歌の家元であった飛鳥井家の邸跡にあたる。このオガタマノキは、樹齢が数百年と考えられることから飛鳥井家の邸宅であった時代に植えられていたものと見られる。
オガタマノキは、春に芳香のある花を咲かせ、その名は招霊(おきだま・神霊を招く)がなまったものという説もある。社寺の境内によく植えられる木であるが、この木が京都市内で最大のものである。昭和60年(1985)6月1日、京都市指定天然記念物に指定された。
歌碑作品
小賀玉のしじ葉が もとの 飛鳥井の井筒 むかしの物語せよ 西村尚 |