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八坂神社は、素戔嗚尊(スサノヲノミコト)、櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)、八柱神子神(ヤハシラノミコガミ)を祭神とする神社で、一般に「祇園さん」又は「八坂さん」として親しまれている。古くは「祇園社」「感神院」と呼ばれていたが、明治維新の神仏分離にともなって、「八坂神社」と改称した。全国祇園社の根本神社である。
この神社は貞観18年(876)僧円如が牛頭天王を迎えたのが起こりといわれ、牛頭天王がスサノヲノミコトになって現れたといわれる。疾病除けの神である。疾病流行に際し、京都の人々はこの神を祭って疫神をはらおうとした。こうして祇園会が始まり、平安時代中期から山鉾巡行も起こり、幾多の変遷を経て現在も毎年7月祇園会が当社の祭礼として盛大に行われる。
一方本殿は平安時代の初め藤原基経がこの地に観慶寺感神院を建て寺内に本殿を設けたのが始まりといわれる。現本殿(重要文化財)は承応3年(1654)の再建であるが、平安時代末期の様式を伝え祇園造として有名である。東山通に面する楼門は西門で室町時代の建物(重要文化財)である。 |
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、社伝によると、平安建都以前の斉明天皇2年(656)にこの付近に素戔嗚尊を祀ったのが当社の起こりといわれている。
京都三大祭の一つである祇園祭は、毎年7月に行われる当社の祭礼で、平安時代の貞観11年(869)に各地で疾病が流行した際に、当時の国の数に合わせて66本の鉾を立て、神泉苑に神輿を送り、その鎮まりを祈った御霊会(ごりょうえ:怨霊を退散させる祭り)を起源とするもので、天禄元年(970)頃から毎年行われるようになった。
大晦日の夜から元旦にかけて行われる「をけら詣り」は、薬草である「をけら」を混ぜて焚いた「をけら火」を授かり、新年の無病息災を祈るもので、毎年多くの人で賑わう。また、1月3日には十二単姿の女性による「かるた始め」が行われる。 |
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