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熊野三山の一つ。熊野夫須美大神を主祭神とする。熊野那智大社の社殿および境内地は、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている。境内には「八咫烏(やたがらす」(日本サッカー協会のロゴ)の烏石、白河上皇お手植えの枝垂れ桜、平重盛が植えたという樹齢約850年の大楠などがある。那智の火祭り(扇祭り)は、熊野那智大社と那智の大瀧の神前にて行われる。
<熊野那智大社による熊野詣>
熊野詣は神々の坐します原郷ともいうべき里に赴くこと、それでも熊野まで京都から片道十五日、この難行苦行の旅が感謝を表現する行程として人々を熊野へと心を湧き立たせ導いたのではないでしょうか。
旅の原点は熊野詣にあり。 旅人は感謝を表現するために心身の清浄を保ち、唯、一向に神様に近づこうと己自身を深く省みる。もしかすると本来の自分を認識することに参詣の核心があるのかも知れません。悠久の歴史、偉大なる自然、森厳なる神々の里。那智の瀧の響きは時を越え、吹く風は緑の香を満たし、大海原は青く、その常世より打ち寄せる波の音の調べも変わることなく人々の心の安らぎの地として在り続けてきました。 |
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飛瀧神社(ひろうじんじゃ)から熊野那智大社へ向かう坂道。杉並木の間に築かれた鎌倉積み石段が続く坂道で、那智大社参詣のための裏参道となっている。この坂道を歩くと、古道の雰囲気を味わいことできる。那智大社と青岸渡寺に到着すると三重の塔の背後に那智の滝を見ることができる。
飛瀧神社は、熊野那智大社の別宮であり、本殿、拝殿はなく、那智の滝自体が御神体である。(画像はA.Sさんの提供) |
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