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熊野速玉大社は、熊野三山の一つで、全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神としている。
熊野速玉大社の境内地は、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている。(画像はA.Sさん提供)
<熊野速玉大社による熊野詣の目的>
熊野は、過去世・現世・来世にわたってお救いくださる神々のまします聖地です。この熊野へ通じる道=熊野古道は、東海道や中山道という謂わば国の中央幹線道とは異なって、巡礼者が一人歩き二人歩きしながら長い年月をかけて難行苦行をものともせずつけた信仰の道です。
また道も遠くて険しいため、先達(案内人)や御師(宿坊)が一体となって全国的な参詣受入体制をつくり、熊野詣での巡礼者を迎え入れました。そして三山三世信仰に基づく熊野三山を巡拝してこそ、心と体が甦り人間本来の美しい姿に立ち戻ると考えられました。熊野が「美し国(うましくに)」または「癒しの郷」と称される所以であります。
ですから、熊野古道だけを歩くのであれば、それはあなたが今までに経験したことのあるハイキングと余り変わりなく、本来の熊野詣でとは程遠い感覚となってしまうでしょう。古道の目的地である熊野三社を巡拝することが大切なのです。
熊野速玉大社
速玉大神(過去世の救済・当病平癒)=薬師如来
夫須美大神(現世の利益)=千手観音菩薩
熊野那智大社
夫須美大神(現世の利益)=千手観音菩薩
熊野本宮大社
家津美御子大神(来世の加護)=阿弥陀如来 |
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